胃カメラ検査の流れ

胃カメラ検査の流れのイメージ写真

当院で胃カメラによる検査を希望される場合、まずは一度外来をご受診ください。検査を受けるにあたって問題がないかどうかの問診を看護師が行います。また実際に検査をしていくうえで感染症の有無を調べるための血液検査も必要となります。さらに医師が診察し、検査をすることに問題がないと判断すれば、検査日時を予約します。

なお検査当日、院内に入ってからの流れは次の通りです。

  • 消泡剤を服用する

    胃内を観察しやすくするため、胃の中の泡を取り除くための消泡剤を服用します。なお経鼻内視鏡の場合、事前に鼻腔を広げる薬も使用します。

  • 麻酔の塗布

    経鼻内視鏡の場合、ゼリー状の麻酔薬を通りが良いとされる鼻孔に注入していき、内視鏡と同等の径のスティックを挿入します。経口内視鏡では、喉の違和感を緩和させる咽頭麻酔を行い、苦痛をできるだけ低減したい場合は鎮静剤も投与していきます。

  • 内視鏡の挿入・検査の開始

    検査台では、左側を下に横になった状態で内視鏡を挿入し、検査開始となります。経口内視鏡の場合はマウスピースを装着します。主に食道、胃、十二指腸等の内部の様子を確認します。経鼻内視鏡であれば、気になることがあれば検査中に医師に話しかけることもできます。経口内視鏡では口内に唾液が溜まりやすくなりますが、それは飲み込まずに口の横から流し出します。なお病変が疑われる組織があれば、一部を採取して顕微鏡で詳細を調べることもあります(生検)。

  • 検査終了

    検査時間は観察のみであれば5~10分程度で終了します。鎮静剤を使用された場合は、院内で1時間程度お休みいただき、ご帰宅となります。